StickyAccountのお取扱いについて
クラウド版ライセンスは、複数のPCで使用することができます。
まずは、1台目のPCにインストール手順に沿ってSticky Password 7の導入を完了させてください。「ライセンス認証」が完了したら、2台目以降のPCに導入できる状態になります。
2台目以降のPCでは、クラウド版ライセンスの入力は行いません。その代わりに、1台目のPCで作成したStickyAccountを使用します。「オンライン同期を有効にする」までインストールが進んだら、画面左下の「すでにStickyAccount をお持ちの場合」をクリックして、1台目のPCで登録した「StickyID」と「StickyPass」を入力してください。
拡張機能のインストールや、有効化の方法
「使い方の流れ」の3つ目の手順の通り、新規アカウント作成ダイアログが現れない場合は、ブラウザ拡張機能のインストールが完全ではない可能性があります。
Sticky Passwordの画面右上から、次の通りに進みインストール状況を確認してください。
メニュー > 設定 > 対応ブラウザー
Internet ExplorerやFirefox、Chromeなどのいつも使っているブラウザの項目に、「インストール」というボタンが表示されていたら、まだ拡張機能のインストールは行われていません。ブラウザ画面を閉じてから、インストールボタンをクリックしてください。
また、拡張機能がインストールされていても、ブラウザ側で拡張機能を有効化していなければ、Sticky Passwordは動作しません。ブラウザの「ツール」メニューや歯車の設定マークから、アドオンの管理画面を表示してください。
「Sticky Password Autofill Engine」という拡張機能が無効になっていたら、有効化することでSticky Passwordを使用できるようになります。
アカウント情報の定義を見直したり、変更します
Sticky Passwordの画面から、作成したアカウントにアクセスしようとしても、ログインページは表示されるけれど自動ログインができない…という場合は、アカウントのフォーム定義の内容を確認してください。>>テクニック集 「手動定義を活用すれば、特殊なフォームも自動入力に対応」
また、フォーム定義を見直しても問題が解決しない場合は、ログインページのURLをテクニカルサポートまでお問い合わせください。
リマインダー設定について
アカウント編集画面にある「パスワード失効」オプションとは、パスワードの新規性が失われたことを通知するリマインダー機能です。
同じパスワードを使い続けることは、パスワードが誰かに解析される可能性が日々高まっていくことを意味しています。セキュリティの観点からパスワードの定期的な変更が推奨されるため、パスワード失効日を迎えると鍵マークの色が変化して、設定したパスワードが古くなったことを通知します。
パスワードが失効しても、アカウントへのログイン機能には影響はありません。
リマインダー機能を使用しない場合は、アカウント編集画面から「パスワードは次の日に失効する」を選択して、「パスワードは失効しない」に変更してから、「保存」ボタンで設定を反映してください。
セキュリティ警告の表示切替と、警告内容の意味
クイックアクセス画面右上にある「警告」タブから、「警告を表示」状態に設定していると、ウェブアカウントの各項目に鍵マークが表示されるようになります。鍵マークの色が赤色の場合、アカウントに何らかのセキュリティの問題が発生しています。
パスワードの強度が「低」になっていたり、パスワードの失効日が過ぎたままだと、鍵マークは赤色になりますが、アカウントへのログイン機能には影響はありません。
時々、クイックアクセスの警告タブからセキュリティ警告の内容を確認して、パスワードの安全性を見直しましょう。
リストからの削除
クイックアクセス画面等の「お気に入り」には、よく使用する項目が表示されます。
リストの順番を任意で変更することはできませんが、次の設定から、リストからの削除が可能です。
メニュー > 設定 > お気に入り > リストから削除
リストからお気に入りの項目を削除しても、元のアカウントそのものは削除されません。
インポート・エクスポートの操作やライセンスについて
新しいPC環境にSticky Passwordを引っ越したいという場合、考えなければならないことは次の2点です。
これらを考慮して、ライセンス契約の内容に則りつつ、新しいPC環境でもパスワードデータベースを引き継いで使用するには、次の手順の通り操作を行ってください。
古いPCのSticky Passwordで、次の通り操作します。
メニュー > 設定 > エクスポート > すべてエクスポート > 次へ
新しいPCでデータベースを開く時、「追加のエクスポートパラメータを設定」画面で指定するパスワードを入力することになります。このパスワードは必ず覚えておいてください。
パスワードを決定して次の画面へ進んだら、「ファイルに保存」を選択してデータベースをUSBメモリや、オンラインストレージサービスなどに保存します。または、すでに新しいPC環境でメールの受信が可能であれば、「メールで送信」からデータベースを送ります。
Windowsのスタートメニューから「Sticky Passwordをアンインストールする」を選択して、Sticky Passwordをアンインストールします。
またはコントロールパネルの「プログラムと機能」(プログラムの追加と削除)からでもアンインストールが可能です。
バイバイ、Sticky Password!
ダウンロードページから、Sticky Passwordのインストーラをダウンロードして実行します。
インストールが完了したら、新しいパスワードデータベースを作成してください。
Sticky Password 7.0ご購入時のメールに記載されているライセンスキーを使用して、TRIAL版として動作しているSticky Passwordを製品版にします。
メニュー > 設定 > インポート > Sticky Password エクスポート済みデータ
古いPCから移行してきたデータベースファイルを読み込んで、(1)で設定したパスワードを入力すれば、データベースをインポートできます。
以上の操作が完了したら、新しいPCでSticky Passwordおよび、パスワードデータベースを引き継ぎ使用することができます。PCの買い替えやOSの再インストールなどで必要になった場合は、参考にしてください。
データベースを再構築する方法
安全のため、マスターパスワードはデータとして保存されていません。そのため、マスターパスワードを忘れてしまうと、Sticky Passwordのパスワードデータベースにアクセスすることができなくなり、データベースに登録した情報は復元できなくなります。
Sticky Passwordがロック状態で、マスターパスワードの入力を一度間違えると、「パスワードを忘れた場合は?」というメッセージが現れるので、こちらをクリックしてください。「パスワード データベースをリセット」ボタンから、新しいパスワードデータベースを作成することができます。新しいデータベースで使用するマスターパスワードを入力して、作成を完了させてください。
新しく設定したマスターパスワードを忘れないように、よく覚えておきましょう。
新しいデータベースを作成すると、これまでのデータベースに含まれる情報は削除されます。もしマスターパスワードを思い出せる可能性があるなら、次のファイルをリネーム(ファイル名を変更)することで、データベースのバックアップを残しておいてください。
ドキュメント(マイ ドキュメント)\Sticky Passwords\default.spdb
上記の「default.spdb」というファイルを、例えば「_default.spdb」や「バックアップ.spdb」といった、自分で後から見てもわかりやすくリネームします。マスターパスワードを思い出したら、Sticky Passwordをロック状態にしてから、リネームしたファイル名を元に戻せば以前のデータベースを開くことができます。