テクニック集

手動定義を活用すれば、特殊なフォームも自動入力に対応

ログインページの入力フォームが複数に分かれていたり、ボタンの自動選択がうまくいかない場合でも、ログインフォームの設定を手動で定義すれば、思い通りに自動ログインを設定できます。
次の操作より、「手動フォーム編集」画面へ進みましょう。

新規アカウント追加時
ブラウザから新規アカウントを追加する場合は、「新規アカウントを追加して編集」を選択して、Sticky Passwordの画面を表示します。
画面右下の「詳細設定を表示」にチェックを入れると、アカウントのオプション設定項目が追加されるので、新たに表示された「設定を手動で定義」ボタンを選択すると、「手動フォーム編集」画面へ進むことができます。

既存のアカウント編集時
Sticky Passwordのウェブアカウント画面から、編集したいアカウントの項目をダブルクリックすると、編集画面が表示されます。
編集画面右上のボタン(アクション▼ の右隣)をクリックすると、「設定を手動で定義」ボタンが現れるので、こちらを選択して「手動フォーム編集」画面へ進みます。

手動フォーム編集画面は、ページのフィールド要素が抜粋された上部と、ページプレビューが表示される下部の、上下2ペインで構成されています。画面の表示が狭く感じたら、ウィンドウ右上の最大化ボタンをクリックしてください。

抜粋された各フィールドに対して、それぞれ次の「値」を付与することができます。

  • サインイン フォーム(最大1つ) :このフィールド以下のすべての要素が入力された後、フォームが送信されます
  • サインイン ボタン(最大1つ) :サインイン ボタンとして指定されたボタンが自動的に押されます
  • 値 :フォームに任意の文字列を入力することができます
  • ログイン :メールアドレスやアカウント名などの情報が入力された状態となります
  • パスワード :パスワードが入力された状態となります
  • チェックボックスの真偽 :ログイン状態を保持するかどうか等の設定を指定できます
  • プルダウンメニューの項目選択 :ページにプルダウンメニューがある場合、項目を選択できます

ブラウザから登録して、後から必要な情報を追記編集すれば、会員登録でよく使う項目を効率的に登録することができるため、オススメです。

次に、登録した個人情報を利用して一括入力しましょう。
会員登録ページを開いたら、ブラウザのSticky Passwordアイコンをクリックして、「個人情報」 > (作成した個人情報のタイトル)と選択します。
赤枠のフォームに、個人情報として登録した内容がすべて入力されます。
これからは、会員登録の時に同じ個人情報を何度も入力する時間や手間が省けます。

最後に、Sticky Passwordで一括入力できる個人情報についての留意点です。
個人情報に存在しない項目を新規で追加することはできません。例えば、Sticky Passwordではフリガナの項目に対応していないため、手動で入力する必要があります。
また、フォームの項目によってはSticky Passwordが認識できず、自動入力されないものもあります。
どちらの場合も、Sticky Passwordが対応しているフォームは、ページを開いた時点で枠が赤く表示されることから確認できます。

会員登録ページでも、面倒な個人情報を一括入力

Sticky Passwordに登録した個人情報を使用して、会員登録ページなどのたくさんの入力が必要となるページでも、登録済みの内容を一括入力することができます。
まずは、次のうちどちらかの方法でSticky Passwordに個人情報を登録しましょう。
Sticky Passwordに登録した個人情報は、他のアカウント情報と一緒に暗号化されたデータベースに保存されます。

ブラウザから登録
会員登録ページにある、枠の色が赤く表示されているフォームに個人情報を入力します。
フォームへの入力が完了したら、ボタンを押してフォームデータを送信するか、またはボタンを押して送信する前に、ブラウザのSticky Passwordアイコンをクリックして、「個人情報」 > 「個人情報を追加」と進みます。
赤枠のフォームに入力した、ログインに直接関係しない情報を「個人情報」として保存しておくことができます。

Sticky Passwordから登録
個人情報メニューから、「個人情報を追加」ボタンをクリックして、各種情報を入力します。
場面に合わせて複数の個人情報を作成して、それぞれ使い分けることも可能です。

ブラウザから登録して、後から必要な情報を追記編集すれば、会員登録でよく使う項目を効率的に登録することができるため、オススメです。

次に、登録した個人情報を利用して一括入力しましょう。
会員登録ページを開いたら、ブラウザのSticky Passwordアイコンをクリックして、「個人情報」 > (作成した個人情報のタイトル)と選択します。
赤枠のフォームに、個人情報として登録した内容がすべて入力されます。
これからは、会員登録の時に同じ個人情報を何度も入力する時間や手間が省けます。

最後に、Sticky Passwordで一括入力できる個人情報についての留意点です。
個人情報に存在しない項目を新規で追加することはできません。例えば、Sticky Passwordではフリガナの項目に対応していないため、手動で入力する必要があります。
また、フォームの項目によってはSticky Passwordが認識できず、自動入力されないものもあります。
どちらの場合も、Sticky Passwordが対応しているフォームは、ページを開いた時点で枠が赤く表示されることから確認できます。

『セキュアメモ』であなたの大切な情報を管理

パスワードや個人情報の他にも守りたい大切な情報があれば、セキュアメモ機能を活用しましょう。
セキュアメモに保存した情報は暗号化されてデータベースに記録されます。この情報は、マスターパスワードを使うことなく覗き見ることはできません。

セキュアメモの新規作成はとても簡単。「メモを追加」ボタンから「新規セキュアメモ」画面を表示して、保存したい情報を本文に入力し、画面下の「追加」ボタンを押すだけです。

メモのタイトル変更も可能です。また、フォントやレイアウトを編集して見やすいメモを作成することも。
同じような構造のメモをいくつも作成したい場合は、「テンプレートとして保存」機能が活躍します。

作成したメモは、グループ分けが可能です。最初から用意されているグループをそのまま使っても良いし、豊富に用意されているアイコンを利用してグループを増やしたり、グループを入れ子構造にすることもできます。PCに残しておきたいメモの管理は、Sticky Password一つで解決です。

USB で持ち運べる Sticky Password 「ポータブル パスワード」を作成して、便利に持ち運びしよう!

例えば公共のパソコン等、Sticky Password がインストールされていないパソコンでも Sticky Password を使いたい!ということはありませんか?
そんな時は Sticky Password ポータブル版、「ポータブル パスワード」を作成して活用しましょう。
※既にSticky Password がインストールされ、別の方がマスターパスワードを設定しているパソコンで活用することはできません。

    Sticky Password ポータブル パスワードの特徴は以下です。

    • ➢ 自分が所有しているパソコン以外のパソコンを使わなくてはいけない場面で活躍
    • ➢ 対応ブラウザは、IE、Firefox、および Chrome
    • ➢ USB や SD カード上に保存したパスワードデータベースももちろん暗号化。ロックできるのはマスターパスワードだけ
    • ➢ Windows のみ対応

1. まずはじめに、USBメモリやSDカード等、ポータブル機器をパソコンに接続します。

2. Sticky Password のメイン画面にある [ポータブル パスワード] をクリックします。

3. ポータブル版を保存するデバイスを選択したら、[作成] をクリックします。

4. ポータブル版の作成が完了すると、以下の画面が表示されます。[完了] をクリックします。

5. 先ほど Sticky Password ポータブルパスワードを保存したポータブル機器を、Sticky Password がインストールされていないパソコンに接続します。自動再生が表示されたら、[フォルダを開いてファイルを表示] を選択します。その他、「コンピュータ」などからポータブル機器を参照することもできます。

6. ポータブル機器を参照したら、「Sticky Password.exe」をクリックします。

7. 「Sticky Password ポータブル版 インストール」ウィザードが立ち上がり、デスクトップにショートカットを作成するかどうかきいてきます。自分のパソコンではないけど今後もSticky Password ポータブルを使用する場合は[Sticky Password ポータブルのショートカットをデスクトップに作成する] にチェックを入れてください。作成しない場合はそのままで[完了]をクリックします。

8. マスターパスワードを入力する画面が表示されます。

9. いつも自分のパソコンで使っているマスターパスワードを入力するだけで、同じようにSticky Password を使用できるようになります!

10. 左下に、[Portable Version] と表示されているのが特徴です。

11. なお、メインでお使いのブラウザがFirefox やGoogle Chrome の場合、別途プラグインをインストールする必要があります。
Sticky Password のメイン画面を起動し、メニュー>設定 とクリックします。

12. [対応ブラウザー]にて、Google Chrome または Firefox のアドオンを追加します。ここでは Google Chrome を例に進めていきます。次の画面にある[インストール]をクリックします。

13.「オートフィル プラグインをインストール中」のメッセージが表示されたら、Google Chrome を閉じます。

14. [OK] をクリックします。

15. [Chrome に追加] をクリックします。

16. 次のメッセージが出たら完了です。

17. これでいつも通り、そのパソコンのChrome でもSticky Password が使用できます:)

Sticky Password の「パスワード ジェネレータ」をいろんな場面で使ってみよう!

ウェブサイトのパスワード生成だけじゃない!他の場面でも使える、パスワードジェネレータの詳細をご紹介いたします。

パスワードに関して、Sticky Password にできないことはほとんどありません。
パスワードジェネレータ機能は、新規アカウント作成などで新しくパスワードを設定する時に自動でバルーン表示される機能です。あなたがどんなパスワードを設定しようか考える必要なく、あなたに代わってどんな強力なパスワードでも生成し、しかもSticky Password が全部覚えてくれます。

チャプター1.パスワード ジェネレータ機能 概要

1. アカウント新規作成等でパスワードを設定する必要のある時、自動で表示されます。(パスワードジェネレータは既定では有効になっています。) [パスワードを生成] をクリックします。

2. パスワードジェネレータのウィンドウが開きます。[生成] をクリックします。

3. パスワードが生成されます。セキュリティのため非表示となっていますので、眼のマークをクリックすると、どんなパスワードなのか確認することができます。サイトによっては [追加オプション] が便利な場合もあります。[追加オプション] をクリックします。

4. パスワードジェネレータの追加オプション
大文字小文字と英数字の組み合わせはもちろん、記号を混ぜることもできますので、誰も見破ることのできない強力なパスワードの設定が可能になります。

設定したパスワードで良かったら、[このパスワードを使用] をクリックするとパスワードが該当フォームに入力されます。

以上が、パスワードジェネレータの基本的な使い方です。

チャプター2.エクセルやWORD、PDF に設定するパスワードにも使ってみよう!

パスワードジェネレータは、ウェブサイトの新規パスワード設定や、セキュリティ強化のためパスワードを変更したい場合などウェブ以外でも、パスワードを設定する必要のある場面ではいつでも使うことができます。
例えば、エクセルやワード、PDF、ZIPファイルなどでお客様の個人情報等大切なファイルをメール送信する際に掛けるパスワードや、その他社内でパスワードを必要とする時にはいつでも、Sticky Password のパスワードジェネレータを使って強力なパスワードを設定して、パスワードを考えている時間を削減しましょう!

1. パスワードジェネレータは、Sticky Password メイン画面の メニュー>ツール>パスワード ジェネレータと進みます。

2. パスワードジェネレータが単体で開きます。

チャプター1と同様、[生成] をクリックしてパスワードを生成します。

3. 生成したパスワードをご利用する場合、[クリップボードにコピー] をクリックします。

4. パスワードがクリップボードにコピーされました。

5. パスワードを掛けたい文書のパスワード欄に、素早く貼り付けします。貼り付け時には、CTRL+V キーを同時に押すか、またはパスワード入力欄を右クリックして [貼り付け] を選択します。ここではWORDを例に使用します。

6. これでファイルにパスワードを設定することができました!

7. ある一定の時間が経過すると、コピーしたパスワードはクリップボードから自動で削除されます。

削除されるまでの時間は、メニュー>設定>全般設定の [クリップボード] から設定・変更することができます。

8. 今まで生成したパスワードの履歴は、パスワードジェネレータ右にある [パスワード履歴] をクリックして確認することができます。

ここで再度クリップボードにコピーすることも、眼マークをクリックしてパスワードを表示することもできます。

注意!![クリア] をクリックすると、今まで生成したパスワードの履歴がすべて削除されてしまうため、十分ご注意ください。

―まとめ―
Sticky Password で生成したパスワードは規則性のない強力なパスワードのため、これで生成したパスワードを使用すると、セキュリティは強化され、機密文書でも安心して取り扱うことができるようになります。しかし同時に生成したパスワードの管理もなんらかのカタチで行いましょう。または、セキュリティの都合上一度閲覧してそのまま破棄するような文書へのパスワード設定には、大変適しています。

2015年12月11日 使用バージョン:8.0.5.70