ブラウザのオートコンプリート機能

一般的に広く利用されているブラウザには、各サイトのログイン名(メールアドレス等のユーザーID)とパスワードが入力されると、その情報を記憶するかどうかユーザーに確認して記憶する、オートコンプリート機能が備わっています。

Chrome のオートコンプリート機能 プロンプト

Firefox のオートコンプリート機能 プロンプト

オートコンプリート機能で保存されたパスワードはそのままブラウザに保存されますので、当然ながらそのパソコンを使用中、ブラウザを利用するユーザーなら誰でも、そのウェブサイトにアクセスしてワンクリックでログインできることを意味します。

ブラウザにパスワードが保存されているウェブサイトを開いた時

また、ブラウザの設定やオプションから、パスワード自体を表示することが可能であり、誰でもパスワードを見ることができてしまう可能性があるのです。

パスワードが見られてしまう! パスワードの表示方法

Chrome のパスワード表示方法

> 設定 > パスワードとフォーム > ☑ パスワードの保存を確認する にある、[パスワードを管理] をクリックします。
表示されるパスワードダイアログの [表示] をクリックします。 Google Chrome では現在、パスワード表示にはWindows のログインパスワードを入力する仕様となっています。Windows へのパスワードを入力したら [OK] を押します。 パスワードが表示されてしまいました! Windows のパスワードを知っている人は誰でも、ブラウザに保存されたパスワードが見えてしまうのです。

Firefox のパスワード表示方法

> ログイン情報 > 保存されているログイン情報、とクリックします。

保存されたログイン情報ダイアログが開きますので、[パスワード情報を表示する] をクリックします。

これだけで、簡単にパスワードが表示されてしまいます!

これではパスワードがパスワードの意味をなしません。

ブラウザにパスワードを記憶するのは、止めよう

しかも、パスワードがブラウザ内に記憶されるということは、当然 Windows パソコン内にも保存されますので、万が一パソコンがウイルスに感染した場合、このパスワード情報は抜き取られる可能性があります。

ショッピングサイトやクレジットカードの会員サイトへのログイン情報が他人の手に渡ったら、その被害は想像を越えて広がる可能性があります。

ネット社会の現代、パスワードはもはや財産と同じです!
まずはブラウザに無防備に記憶してしまったパスワードをすべて削除したら、次にウェブブラウザのパスワード記憶機能、オートコンプリート機能を無効にして、ブラウザにパスワードを記憶するのを止めましょう。

ブラウザに保存されたパスワードを削除する方法

Google Chrome

> 設定 > パスワードとフォーム > パスワードの保存を確認する の横にある、[パスワードを管理] をクリックします。

パスワードダイアログが開きますので、保存した各パスワードをクリックします。
パスワード横にある [×] にマウスオーバーすると「このアイテムを削除」と表示されます。この、[×] をクリックして、保存されているパスワードを削除します。

すべてのパスワードを削除すると、次の画面のようになります。[完了] をクリックして終了します。

Firefox

> ログイン情報 > 保存されているログイン情報、とクリックします。

保存されたログイン情報ダイアログがひらきますので、パスワードが記憶されているサイトをすべて選択したら、[すべて削除] をクリックします。

これで、ブラウザに保存されているパスワードが削除されました。

オートコンプリート機能を無効にして、パスワードがブラウザに記憶されなくなる方法

Google Chrome

> 設定 > パスワードとフォーム とクリックし、次の2つのアイテムの✔を外します。
☑ ワンクリックでのウェブ フォームへの自動入力を有効にする
☑ パスワードの保存を確認する

以下のように、✔が外された状態にしましょう。

この ✔ を外すだけで、以降ウェブサイトでユーザーID等ログイン情報を入力してもオートコンプリートプロンプトは表示されず、パスワードが記憶されることはありません。

Firefox

> ログイン情報 > 保存されているログイン情報、とクリックします。

次のアイテムに入っている✔を外します。
☑ サイトのログイン情報を保存する

以下のように、✔が外された状態にしましょう。

これで、以降どのウェブサイトでも、ブラウザにパスワードが保存されることはありません。

ブラウザにパスワードは保存されない・・・だから、Sticky Password

しかし、それでは日々利用しているウェブサイトアカウントに必要な、たくさんのユーザー名、メールアドレス、パスワード・・・・。全部暗記できないから、すべて同じパスワードにする?紙に書いて管理なんて今さらアナログ・・・。それではパスワード管理に必要なセキュリティを保つことができません。

パスワード管理ツール、Sticky Password を活用しよう

そこで、パスワード管理ツール、Sticky Password の出番です。Sticky Password は、あなたに代わってウェブサイトへのログイン情報をしっかり記憶。ログイン情報はたったのワンクリックで保存されますので、ブラウザのオートコンプリート機能と同様、シンプルに使いこなすことができます。

Sticky Password がログイン情報を記憶する時のダイアログ

ブラウザのオートコンプリート機能のように動作する、Sticky Password のオートフィルイン機能の様子
YOUTUBE

あなたがやるべきことはただひとつ。
マスターパスワードを覚えておくことだけ! です。

たったこれだけ、マスターパスワード入力ダイアログ

Sticky Password がロックされていれば、どんなウェブサイトでも、ログイン情報が自動入力されたり、自動で保存されてしまうようなことはありません。

Sticky Password ロック時

Sticky Password 有効時 (マスターパスワードの入力後)

ブラウザのオートコンプリート機能の代わりに、パスワード管理ツール Sticky Password を使用すれば、パスワードにアクセスできるのは、マスターパスワードを知っているあなただけです。

Sticky Password は無料でご利用いただけます。ダウンロードすると、最初の30日間は、お手持ちのデバイスでパスワードを同期する、同期機能が搭載された Sticky Passwordプレミアム としてご利用いただけます。